アルファスパイダー
アルファロメオのオープンモデル、アルファスパイダー。先代は1996年1月に日本へ導入、2003年7月にはフロントスタイルやエンジンを一新させた。1950年代のジュリエッタスパイダー、60年代のデュエットスパイダー、そして90年代のアルファスパイダーなど、アルファロメオは、自由な発想と並外れた情熱でオープンモデルを生み出し続け存在感を与えてきた。今回のモデルは、クーペモデルのアルファ「ブレラ」をベースに、名門カロッツェリアのピニンファリーナとアルファロメオ・スタイルセンターによって開発、フロントエンド中央には、伝統の盾型グリルが、このグリルを頂点にボンネットラインがV字型に広がっている。エンジンは、直噴式JTSの2.2L 直列4気筒と3.2L V型6気筒を搭載。これらはオールアルミ製とし、従来型に比べ大幅な軽量化が達成されている。フロントには、大きく改良が加えられたハイマウントアッパーアーム型ダブルウィッシュボーン式、リアには新型のハイマウント式アッパーアーム型マルチリンク式が採用されている。フルオート電動油圧式のソフトトップは、安全面に貢献する左右のリアロールバー、曇り止めの熱線入りガラス製が今回より新たに採用。デジタル表示式マルチファンクションディスプレイやパーキングセンサー(リア)、セーフティースターターシステム、デュアルゾーン式フルオートエアコン、レインセンサー、オートライト機能、クルーズコントロールなど数多くの装備を搭載している。横滑りを制御しドライバー操作を補助するVDC (ビークル・ダイナミックコントロール)、駆動輪スリップを防ぐASR (アンチスリップ・レギュレーション)、駆動輪のホイールロックを防ぐMSR (エンジンブレーキ・トルクコントロール)、最大制動力を発揮するブレーキアシスト機構HBAなど極めて高い安全性能を確保する。